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サーバー保守切れとは?放置リスクと正しい対応策|運用保守まで解説

サーバーの「保守切れ」とは?

サーバーの保守切れとは、メーカーやベンダーが提供しているハードウェア保守・サポート契約の期限が終了した状態を指します。

保守期間中であれば、故障時の部品交換や技術サポートを受けられますが、保守切れ後はこれらの対応が一切受けられなくなります。

多くの企業では、
「通知は来ているが、まだ動いているから問題ない」「今すぐ何か起きるわけではないだろう」
と判断し、対応を先送りしてしまいがちです。

しかし、サーバーの保守切れは確実にリスクを高めていく状態でもあります。

 

なぜ今、サーバー保守切れが問題になっているのか

近年、サーバー保守切れが注目されている背景には、次のような理由があります。

  • サーバーの長期利用(7年〜10年超)が当たり前になっている

  • 半導体不足により、部品供給が不安定

  • OS・ミドルウェアのEOL(サポート終了)が加速

  • セキュリティインシデントの増加

特にオンプレミス環境では、「ハードウェア・OS・アプリケーションが連鎖的に古くなる」
という問題が起きやすく、保守切れはその象徴的なサインとも言えます。

 

サーバー保守切れが発覚する“リアルなタイミング”

サーバーの保守切れは、計画的に把握されているケースよりも、想定外のタイミングで発覚するケースが少なくありません。

よくあるのが、次のような場面です。

  • メーカーや保守ベンダーから突然届く「保守終了のお知らせ」

  • サーバー障害発生時に問い合わせた結果、「すでに保守対象外」と判明

  • システム更改の検討中に、現行サーバーがEOSLであることが分かる

特に情シス担当者が少人数、もしくは兼任体制の場合、過去の導入経緯や契約内容が正確に引き継がれていないことも多く、「今まで普通に使えていたから大丈夫だと思っていた」という声もあります。

しかし、問題は発覚したその後に起こることがほとんどです。
保守切れを認識した瞬間から、サーバーは「いつ障害が起きてもおかしくない状態」となり、企業としては迅速な判断を迫られることになります。

 

サーバー保守切れを放置する5つのリスク

1. 障害発生時に復旧できない

保守切れ後は、メーカーからの部品供給が保証されません。
ディスクや電源が故障した場合、同型部品が入手できず、復旧まで数週間かかるケースもあります。


2. セキュリティリスクの増大

OSやファームウェアの更新が止まり、既知の脆弱性を抱えたまま運用する状態になります。


3. 属人化の加速

「このサーバーのことが分かるのはあの人だけ」という状況になり、担当者異動・退職時のリスクが高まります。


4. 障害時の責任が社内に集中

ベンダーサポートがないため、トラブル発生時の判断・対応はすべて自社責任になります。


5. 将来の移行コストが膨らむ

放置期間が長くなるほど、クラウド移行や刷新時の設計・検証工数が増えます。

 

よくある「とりあえず延命」対応の落とし穴

サーバー保守切れ時によく選ばれるのが、次のような延命策です。

  • 中古部品での自己保守
  • 第三者保守サービスの利用
  • 何もせず使い続ける

これらは短期的なコスト削減にはなりますが、

  • 障害対応の品質が担保されない
  • 運用負荷が社内に残る
  • 将来の選択肢が狭まる

といった課題を抱えやすく、「根本解決」にはなりません。

 

サーバー保守切れ時の主な対応策比較

対応策 メリット デメリット
サーバー更改 安定性が高い 初期費用が高い
クラウド移行 柔軟・拡張性 設計・運用の知識が必要
第三者保守 短期延命 中長期リスクは残る

※自社に合う選択肢は運用体制によって異なります

多くの企業が失敗するポイントは、クラウド移行や更改がゴールになってしまうことです。
実際には、

  • 監視
  • 障害対応
  • セキュリティ更新
  • コスト管理

といった日々の運用こそが最大の負担になります。
サーバー保守切れは、運用体制を見直す絶好のタイミングとも言えます。

 

まずは自社クラウド環境を見直し

サーバー保守切れへの対応を考える中で、「そもそも自社のクラウド課題がどこにあるのか分からない」
と感じる方も多いのではないでしょうか。

そのような方向けに、自社のクラウド課題を簡単に確認できる「AWS診断ナビチェックシート」をご用意しています。

いくつかの質問に答えるだけで、現状の課題や検討ポイントを整理することができます。

 

クラウド移行を具体的に検討したい方へ

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サーバー保守切れをきっかけに、クラウド移行を具体的に検討したい方におすすめなのが、「クラウド移行準備チェックリスト」です。

クラウド移行準備チェックリストでは、いきなりクラウド移行を始めるのではなく、どこから手を付けたらよいかがが分かるように、チェック形式でまとめています。

 

サーバー保守切れは“きっかけ”にすべき

サーバーの保守切れは、単なる「期限切れ」ではなく、運用リスクが表面化し、IT環境を見直すきっかけでもあります。

まずは自社の状況を正しく把握し、どのレベルの対応が必要なのかを整理することが重要です。

本記事で紹介したAWS診断ナビチェックシートやクラウド移行準備チェックリストを活用しながら、
無理のない形で次のステップを検討してみてください。