【AWS】コラム

【AWSサーバー構築の基本】構築手順・構築例までわかる徹底ガイド

作成者: ゼネックコミュニケーション|Nov 25, 2025 5:04:19 AM

クラウド活用が当たり前になった今、「AWSでサーバーを構築したい」「オンプレミス環境から移行したい」という企業が急増しています。しかし、AWSはサービス数が多く、構成パターンも膨大なため、どこから手をつければいいのかわからないという声も少なくありません。

本記事では、AWSサーバー構築の基本知識、構築手順、よくある構成例、費用の考え方までを網羅的に解説します。
また、記事後半では、サーバー構築だけにとどまらず、セキュリティ・ネットワーク・運用までまとめて任せられる「インフラ構築支援サービス」についても紹介します。

 

AWSでサーバーを構築するメリット

①初期費用を抑えてすぐに利用開始できる

AWSは機材購入が不要で、必要なリソースを必要な時に利用できます。
サーバー立ち上げも数分で完了するため、開発スピードが大きく向上します。

②需要に応じて柔軟にスケールできる

アクセス増加時は自動でスケールアップ/スケールアウト。
負荷が低い時間帯にスケールダウンすることで、コスト最適化も可能です。

③セキュリティが強固

世界トップクラスのセキュリティ基準に準拠。
加えて、設定次第で個社ごとの要件に合わせた強固なセキュリティを実現できます。

 

AWSサーバー構築の基本ステップ

AWSでサーバー構築をする際の一般的な流れをまとめます。

1. 要件定義

  • 利用目的(Web、API、バッチなど)

  • 想定アクセス数、スループット

  • 可用性要件

  • セキュリティ要件

  • 運用体制

2. 基本設計

  • VPC・サブネットのネットワーク設計

  • セキュリティグループ、IAMのアクセス設計

  • OS・ミドルウェア選定

  • 障害対策(冗長化構成、バックアップなど)

3. 設計をもとにサーバー構築

多くの場合、以下のAWSサービスが利用されます。

目的 主なAWSサービス
仮想サーバー EC2
データベース RDS / Aurora
ストレージ EBS / S3
ネットワーク VPC / Route53 / ALB
セキュリティ IAM / SecurityGroup / WAF
監視 CloudWatch

4. テスト・負荷試験

機能テスト、セキュリティチェック、負荷試験を行い、想定のパフォーマンスが出るか検証します。

5. 運用開始

監視設定の最適化、ログ管理、障害時のアラート設定など、安定運用へ向けた準備を行います。

 

AWSサーバー構築のよくある構成例(比較表)

AWSでのサーバー構築は、目的・規模・セキュリティ要件によって最適な構成が異なります。
以下では、代表的な3つの構成を表として比較し、それぞれの用途・特徴をわかりやすく整理しました。

構成タイプ 想定規模・用途 主な構成サービス メリット 向いているケース
① シンプル構成
(小規模)
小規模Webサイト、社内ツール、検証環境 - EC2 ×1- RDS(MySQL 等)
- S3(バックアップ)
・低コスト
・構築が簡易
・小規模でも十分な性能

・まずAWSを試したい
・小〜中規模のWebサイト
・スピード重視の開発

② 冗長化構成
(中〜大規模)
企業の基幹システム、トラフィックが多い本番環境 - EC2
- ALB
- RDS(マルチAZ)
- S3- WAF + CloudFront
・高可用性
・障害に強い
・アクセス増にも柔軟に対応
・本番システムの安定稼働が重要
・アクセス増加が想定されるサービス
・セキュリティ標準を強化したい
③ コンテナ構成
(モダン環境)
マイクロサービス、継続的デリバリーが必要な環境 - ECS / EKS
- Fargate
- Aurora Serverless
- CloudFront
- CodePipeline 
・デプロイ自動化
・柔軟なスケール
・モダンなアーキテクチャ
・DevOpsを導入したい
・大規模システムを継続改善したい
・マイクロサービス志向

 

AWSサーバー構築でよくある課題

  • セキュリティ設定が複雑

  • ネットワーク設計が難しい

  • 運用を考えた構成にできていない

  • コストが最適化されていない

  • 自社内にAWSの専門知識者がいない

特に「とりあえず構築してしまった」場合、
後からセキュリティ事故・性能トラブル・コスト肥大化につながることも少なくありません。

 

弊社サービス:AWSインフラ構築

AWSで安全かつ最適なサーバーを構築するには、サーバー構築単体ではなく、ネットワーク・セキュリティ・運用を含めた総合的な設計が必要です。

弊社のインフラ構築サービスでは、以下の領域をワンストップで提供しています。

AWS環境の設計・構築

クラウド移行や新規システム構築をスムーズに実現し、最適なアーキテクチャ設計、セキュリティ対策、コスト最適化にも対応。スケーラブルで信頼性の高い環境を構築します。

サーバーOSの初期設定

セキュリティ強化、パフォーマンス最適化、運用効率化を実現。ニーズに応じたカスタマイズも対応し、最新のベストプラクティスに基づいて安全で効率的な運用基盤を構築します。

ミドルウェアの初期インストール・設定

WebサーバーやDB、アプリケーションサーバーなど幅広く対応。要件に応じた最適構成を提案し、セキュリティにも配慮した確実な導入とチューニングで、安定したシステム基盤を実現します。

Infrastructure as Code (IaC)の提供

コード化によりバージョン管理や再現性が向上し、ミスを削減。迅速な環境構築とコスト削減を実現し、クラウド運用の効率化とビジネスの俊敏性向上に貢献します。

 

AWSインフラ構築 構築例

 

AWSサーバー構築・インフラ構築まら、お任せください!

セキュリティ・ネットワーク構成・運用設計まで含めて最適化したい企業様は、ぜひ当社の「インフラ構築サービス」をご相談ください。

お気軽にお問い合わせいただければ、要件整理から最適な構築プランをご提案いたします。