こんにちは。新入社員の浮田です。
AWSが新しく、マネジメントコンソール上で「アカウントごとに色を割り当てられる機能」を2025年8月27日に一般提供開始しました。AWS公式ページはこちらから
対象は全パブリックリージョンで一般提供です!追加料金なしで設定可能です!
これにより、複数のAWSアカウントを運用しているユーザーは、環境ごとに色を使い分けることで、どのアカウントで作業しているのかを直感的に見分けられるようになります。
多くのAWS利用者は、
などを分けるために、複数のAWSアカウントを使い分けているんじゃないでしょうか。
しかし、これまでは「アカウント番号」などの文字情報で区別するしかなく、うっかり誤操作してしまうリスクがありました。
今回のアップデートは間違ったアカウントでの作業リスクを軽減できるようになりました!
実際にやってみたのでその設定方法を共有しています。
1. デフォルト状態
サインイン直後のナビゲーションバーは「グレー」。
2. 色設定
右上の アカウントメニュー → アカウント から任意の色を設定。
3. 表示確認
設定が保存されると、適切な権限を持つ全ユーザーのナビゲーションバーに色が反映。
管理ポリシー AWSManagementConsoleBasicUserAccess
またはカスタム権限 uxc:getaccountcolor
まず、対象のAWSアカウントに管理者権限を持つユーザーでサインインします。
画面右上にある アカウント名(またはアカウントID) が表示されている部分をクリックします。
ドロップダウンメニューの中に 「アカウント」 という項目があります。
デフォルトでは設定解除となっています。
編集を押下すると以下のような画面になる好きな色を選択しましょう。
の9色が選択できます。
選んだ色を保存すると、すぐにナビゲーションバーの色が変わります。
今回は赤を選択しました。
更新ボタンを押すとすぐに画面上部のナビゲーションバーの色が変わることが確認できました。
この設定はAWSアカウントに対する設定なので、そのアカウントIDにアクセスできるすべてのユーザーに同じ色が表示されます。
なお、もしユーザーが色を確認できない場合は、以下の権限が付与されているか確認してください。
AWSマネジメントコンソールに「アカウントカラー設定」が追加されたことで、
といったメリットが得られるようになりました。
日常的に複数アカウントを扱う管理者にとって、非常に便利なアップデートですね!
ぜひ複数のAWS環境で作業してる人は試してみてください!