こんにちは。佐藤です。
40代インフラエンジニア、一児の父、趣味は日本酒と車。
そんな“ごく普通のおじさん”が、AWS全冠(正確には13冠)を達成しました!
長い社会人経験の中で、オンプレミスのインフラエンジニアをずっと続けてきた自分が、なぜ、どうやってAWS全冠まで来たのか。
今日はそのリアルな記録をまとめてみたいと思います。
AWSには現在、12種類の公式資格があります(2025年4月時点)。
これを**全部取ることを“全冠”**なんて言ったりします。
私の場合は廃止された資格も1つ取得していますので、13冠となります。
SESでオンプレミスインフラ案件をずっとやってきましたが、2023年1月に自社サービスIoT Stationの開発に携わり始めました。基盤がAWSのため、インフラエンジニアとして覚えていかないといけないということもありましたが、取締役に呼び出されて言われた一言。
「佐藤さん、半年以内にSolution Architect Professional取ってもらえます?」
…正直そのときは、「まだCLFも持ってないのに無理っしょ・・・」って思ってました。
でも、家に帰ってからふと思ったんですよ。
「何とかやればできるんじゃないか?」って。「期待されてるんだから何とかしよう」って。
そこから少しずつ火がつきました。
自分はこんな感じで進めました:
2年くらいかけて、時期をみて結構短期集中型で。
子供が小さかったので通勤中や子供に添い寝する時間にスマホを駆使して勉強していました。あと仕事のお昼休みもBlackBeltをみたり問題を解いたりしていました。
インフラエンジニアなので、オンプレミスの知識をAWSサービスに置き換えていくといった部分では習熟は早かったと思うのですが、AWSのサービス名と機能の紐づけは一からの学習だったので苦労しました。
特に自分として苦手だったのはML分野でした。インフラエンジニアとして開発経験が少ないことや、試験問題でAWSサービスというよりも「機械学習とは」の問題も多く、一から知識を習得しなければいけない部分にハードルを感じていました。
また、半額クーポンがあるものの受験料の高さ故に、勉強した後に受験の覚悟を決める時間というのもあった気がします。
・あまり勉強と思わず、ゲームだと思うくらいで取り組む
・社外のLT会などに参加して刺激を受ける
・「今さら」と思わない。AWS初心者として「今から」の気持ちで取り組む。
・「佐藤さん、試験は受けにいったら合格します。クレジットカード貸してくれたら代わりに申し込みます」 「試験簡単ですよ。佐藤さんが合格しないわけないです」と生意気なことをいう若い奴がいた(笑)
・社内で「AWSのことはとりあえず佐藤に聞け」みたいな雰囲気になり、相談される機会が増えた
・AWS事業の推進を任されるようになった
・自分に自信が持てるようになった
・何より、学ぶことが楽しいと思えるようになった
40代でも遅くない。
むしろ、「人生経験+継続力」があるこの年代だからこそ、強みになる。
今からでも全然間に合います。やればできる。実際、やったおじさんがここにいます。
また、若い人こそチャレンジしてほしいです。きっと私よりも習熟は早いと思いますし、何より社内外で高いモチベーションを持ってる方と繋がりができ、色々な知識や経験を共有することによって仕事も楽しくなると思います。
全冠を取ったからといって、ゴールではありません。
でも、自分の可能性を広げられた実感は確実にあり、新しい事業展開や今まで経験したことのない技術分野への挑戦など、仕事のモチベーションにも繋がっています。
これまでは自分自身の知識を付けることに注力していましたが、これからは得られた知識を基に色々なアウトプットの場にも挑戦していって、社内外問わず刺激をうけて業務に活かしていきたいと思います。